公開されている画像ライブラリには、意図しないトラフィックが必ず流れ込みます。AIモデルを学習させるクローラー、大量にデータを収集するスクレイパー、そしてログ上では実際の訪問者と見分けがつかないボット。そのすべてが、費用を負担しているレンダリング処理を同じように消費しています。さらに、商品写真はサプライヤーごとに異なるアスペクト比で届き、代替テキストは手作業では追いつかないために後回しになりがちです。
ライブラリが大きくなるほど、この状況は厳しくなります。実際のアクセスと自動化されたトラフィックの選別、クロップが必要な画像、説明文が必要な画像、そのすべてが増えていきます。今回のリリースでは、この3つすべてを制御できるようにしました。正式リリースとなったBot Managementでは、どのボットに画像の利用を許可し、どのボットにクレジットを消費させないかを指定できます。被写体を認識するクロップは適切な対象を自動的にフレームに収め、AIによる代替テキスト生成は52言語にオンデマンドで対応します。新機能の内容をご紹介します。
実在しないトラフィックにクレジットを支払わない
ボットやスクレイパーのトラフィックは、公開されているすべての画像ライブラリに到達します。しかも、請求が届くまで気づかないことがほとんどです。モデルを学習させるAIクローラー、カタログを収集するスクレイパー、監視ボットは、いずれも通常のリクエストとしてソースに届き、実際の訪問者とまったく同じレンダリングクレジットを消費します。1日あたり数千件だった自動トラフィックが、誰も気づかないうちに10万件を大きく超えるまで増えているライブラリもあります。
正式リリースとなったBot Managementでは、AI学習クローラー、AI検索エンジン、AIアシスタント、スクレイパーなど、カテゴリ単位でルールを設定できます。特定のボットだけを個別に上書きすることも、ソース設定から直接行えます。ブロックされたリクエストは即座にレンダリングクレジットの消費を停止します。すでにキャッシュされている画像はCDNから配信され続けるため、本当に届けたい訪問者に影響はありません。初期状態ではオフになっているため、有効化はソースごとの明確な判断として行えます。
ソースごとにポリシーを一度設定するだけで、その配下のすべての画像が対象になります。リクエストごとのルールを管理する必要はなく、本来カウントされるべきでないトラフィックに支払う必要もありません。→
中央ではなく、被写体に合わせてクロップする
センタークロップは、被写体が中央にある限りは問題なく機能します。商品が端に寄っているリスティング写真、片側に余白が多いポートレート。中央から切り取ると、見せたいものがちょうど切れてしまいます。しかもその切れ方は、目的のアスペクト比と一致しない写真ごとに異なります。
被写体を認識するクロップは、まず画像そのものを解析します。crop=auto を指定すると、Imgixがフレーム内で最も重要な被写体(人物、車両、動物)を検出し、その位置を基準にクロップします。複数の被写体が写っている場合は顔を最も優先します。特定の対象を指定したい場合は crop=<object> を使い、car から dining table まで80種類のオブジェクトクラスから選択できます。いずれの場合も、生成された代替画像ではなく元のピクセルを実際にクロップするため、これまで使用しているアスペクト比や fit オプションはそのまま機能します。
商品カタログやリスティングフィード全体に crop=auto を適用するだけで、対象のすべての画像が自動的にフレーミングされます。写真ごとに座標を指定して調整する必要はありません。→
すべての画像に、52言語の代替テキストをオンデマンドで
画像ライブラリ全体の代替テキストを書く作業は、後回しにする理由を見つけやすいものです。1枚ずつなら難しくありませんが、増え続けるカタログ全体となると現実的ではありません。エンジニアリングにバッチ処理を依頼しなければ進まない場合はなおさらです。
Generations APIは、代替テキストをオンデマンドで生成します。必要な画像と言語を指定して呼び出すだけで、スクリーンリーダーに対応した正確な説明文が数秒で返ります。対応言語は5言語から52言語に拡大したため、1つのカタログで世界中のオーディエンスに対応でき、別途ローカライズの工程を設ける必要がありません。結果は画像と言語ごとにキャッシュされるため、再度呼び出しても追加の費用はかかりません。生成された説明文は、コードを書かずにAsset Managerから確認、修正できます。
画像ごとに一度呼び出すだけで、オーディエンスが実際に読む言語で代替テキストが用意できます。いつまでも終わらない作業ではなくなります。→
新機能:Hotlink Protection(アーリーベータ)
Hotlink Protectionは、ブラウザが送信するRefererに基づいて、どのWebサイトがソースから直接画像を埋め込めるかを制御します。無断での埋め込みを防げますが、Refererは偽装できるため、完全なアクセス制御ではありません。制御の適用を進めている段階のため、現在は招待制です。早期アクセスについては、担当CSMまたはサポートにお問い合わせください。
Imgixがすでに提供している画像処理
顔認識クロップは、Imgixが長年使用してきた検出技術で、ポートレートを正しくフレーミングします。 ドキュメント →
AI Image Editは、URLパラメータ1つで写真のライティング、スタイル、季節感を変更します。 ドキュメント →
手動の代替テキストでは、最大100言語で説明文をAsset Managerから手動で追加、上書きできます。 ドキュメント →
これらはすべて、今回のリリースの機能と併用できます。1つのプラットフォーム、同じURL、同じAPIです。
すでにImgixをご利用のお客様は、ソースの機能設定からBot Management、被写体を認識するクロップ、代替テキスト生成を有効にできます。ご不明な点はドキュメントをご確認ください。→
はじめてご利用の方は、無料トライアルを開始して、パラメータ1つで写真がどう変わるかをお試しください。→


