画像への透かし(ウォーターマーク)機能を強化:新パラメータ「mark-tile」と「mark-rot」の追加
imgixのウォーターマーク(透かし)機能では、テキストや画像をウォーターマークとして追加し、位置、サイズ、配置、透明度を自由に調整できます。このたび、新たに 「mark-tile」と「mark-rot」 の2つのパラメータが追加され、カスタムウォーターマークの柔軟性がさらに向上しました。
本記事では、画像全体にウォーターマークをタイル状に適用する方法 と ウォーターマークの回転をカスタマイズする方法 を紹介します。
mark-tile:ウォーターマークのタイル適用
mark-tile
パラメータを使用すると、ウォーターマークを画像全体にタイル状に適用できます。
通常のウォーターマークパラメータでは、1つのマークを特定の位置に配置できますが、mark-tile
を設定することで、グリッドパターンのウォーターマーク を作成できます。
主な用途
- 著作権保護(ロゴやテキストを全面適用)
- 企業ブランディング(背景パターンとしての利用)
使用方法
デフォルトの設定値は grid
です。以下のように指定することで、画像全体にタイル状のウォーターマークが適用されます。
mark-tile=grid
出力イメージ:
例:画像全体にロゴが敷き詰められた状態
mark-rot:ウォーターマークの回転適用
mark-rot
パラメータを使用すると、ウォーターマークを任意の角度に回転できます。
主な用途
- 「NEW」「SOLD」などのステータス表示
- チケット販売・小売・不動産業界での利用
例えば、不動産やECサイトでは「SOLD(売却済み)」のスタンプを画像に重ねることで、商品のステータスを即座に伝えることができます。
使用方法
mark-rot=45
のように数値を指定すると、ウォーターマークが45度回転します。
mark-rot=45
出力イメージ:
例:「SOLD」のスタンプが斜めに適用された画像
mark-tile × mark-rot の組み合わせ
mark-tile
と mark-rot
を組み合わせることで、タイル状かつ回転したウォーターマーク を作成できます。
使用方法
mark-tile=grid&mark-rot=30
この設定により、画像全体に30度回転したウォーターマークのグリッドパターン が適用されます。
出力イメージ:
例:30度回転したウォーターマークが画像全体にタイル状に適用された状態
まとめ:新ウォーターマークパラメータでより柔軟なカスタマイズが可能に
mark-tile
と mark-rot
の追加により、ウォーターマークの適用方法が大幅に拡張されました。
- 画像全体にタイル状のウォーターマークを適用(mark-tile)
- ウォーターマークの角度を調整(mark-rot)
- 両方を組み合わせて、よりカスタマイズされた表現が可能
詳細は ウォーターマークパラメータのドキュメント をご覧ください。
ご質問やフィードバックがありましたら、お気軽にお問い合わせください!