
Lummi、AI生成ビジュアルを大規模に届け、ユーザーのコンバージョンを向上
Lummiは、クリエイター、マーケター、開発者に向けて、厳選したAI生成画像のコレクションを提供しています。どの画像も表現力に富み、細かく検索でき、AI生成とは思えないほど自然な仕上がりです。AI画像モデルが生み出すありきたりな画像と遅い生成速度に不満を抱いた創業者たちが立ち上げたLummiは、センスのあるAIビジュアルを大規模に届けることの意味を塗り替えました。
お客様について
センスあるビジュアルを、AIのスケールで
Lummiの出発点は、AIでWebサイトを生成する社内実験でした。しかし、質が低くありきたりな画像がボトルネックとなり、思うように進みませんでした。そこでチームは、テンプレートではなく「センス」を基準に、AI生成ビジュアルを厳選した独自のライブラリを構築しました。こうして生まれたのが、従来のストックフォトよりも自然で、表現力のある高品質な画像を見つけられるプラットフォームです。
Lummi共同創業者のパブロ・スタンリー(Pablo Stanley)氏はこう語ります。「優れた画像は、解像度だけで決まるものではありません。大切なのは引き算、つまり何を見せないかを見極めることです」。現在Lummiは、Web上の数千人のユーザーによる大胆なビジュアル制作を支えています。
課題
創造のスピードに追いつく開発体制
Lummiが社内ツールから一般公開のプロダクトへと成長するにつれ、チームには次のような要求が次々と寄せられるようになりました。
• スピーディーな処理:フォーマットの変更でも背景の除去でも、ユーザーは即座に結果が得られることを期待していました。
• 高い画質:AI生成画像には、従来の写真と同等以上の完成度が求められていました。
• クリエイティブツール:ユーザーのチームが求めていたのは、静止画のダウンロードだけではありません。インタラクティブな操作、動画、スタイル調整、メタデータのすべてを、大規模に利用できることが必要でした。
• 一括処理:数十枚の画像に対するトランスフォーメーションを同時にプレビューできることが、Lummiの差別化要因でした。
• 少人数のチームで大きなビジョンを実現:開発リソースが限られるなか、ボトルネックを生まずに高度な機能を提供する方法を見つける必要がありました。
さらに、トラフィックの増加とともにコスト面の非効率が表面化して予算を圧迫し、よりスケーラブルな仕組みが求められるようになりました。
スタンリー氏は次のように振り返ります。「本当の課題は、AIモデルをつくることではありませんでした。生成された結果を選別し、構図を整え、本当に美しく見える水準まで引き上げる方法を見つけることだったのです」
解決策
人を中心に考えるAIプラットフォームに、高速で柔軟なビジュアルツールを
LummiはImgixと提携し、動的な画像処理を自社プラットフォームに直接組み込みました。これにより、メタデータの活用から画像の加工まで、プレミアムなビジュアル体験を提供するためのインフラを、開発バックログを膨らませることなく手に入れました。
現在、Lummiのすべての画像はImgixで処理・最適化されており、次のような機能を実現しています。
• 背景除去:わずか1時間でリリースし、今ではLummiで特に大きな反響を呼んでいる機能のひとつに
• スマートクロッピングとアスペクト比の調整:プロダクト内でコンバージョン率が2番目に高い機能「Reframe」を支えています
• 一括編集とグリッド全体のプレビュー:大規模でもダイナミックな閲覧体験を実現
• メタデータの抽出:タグ、カラーパレット、ライティング、BlurHashをすべて動的に取得
さらにチームは、画像から動画への変換といった実験的な機能にもImgixを活用しています。SNSを主な発信の場とするLummiのクリエイターの間で、ニーズが高まっている機能です。
Lummiのプロダクトマネージャーであるマリアテ・バジェニージャ(Mariate Vallenilla)氏は、こう語ります。「私たちは常に、プロ仕様のツールをできるだけ手間なく提供する方法を探しています。その結果、強力な機能が面倒な作業なしにそのまま使える、シームレスなビジュアル体験が実現しました」
結果
コンバージョンは増やし、複雑さは減らす
複雑な画像インフラをImgixに任せたことで、Lummiは開発リソースを大きく増やすことなく、構想を現実のものにしました。
• 平均94%の圧縮:サイズの大きいAI生成の元画像を、平均で約980KBから約57KBまで圧縮。非常に高速な体験を実現しています。
• 月間530万件以上の画像リクエスト:ホームページのギャラリーでもプラグイン連携でも、Lummiのプラットフォームは無理なくスケールしています。
• リリースまでの期間を短縮:背景除去とウォーターマーク機能は、数週間ではなく数時間でリリースできました。
• コンバージョン率の向上:Imgixを活用した「Reframe」は、プロダクト全体でコンバージョン率が2番目に高い機能になりました。
• 安定したパフォーマンス:利用が急増した時期も含め、障害は一度も報告されていません。
こうした成果は、技術面での向上にとどまりません。Lummiのユーザーにとって、アイデアを形にして価値を生むまでの道のりが短くなったことも意味しています。
互いに刺激し合う、クリエイティブなパートナーシップ
LummiとImgixは、単なる協業相手ではなく、お互いの仕事のファンでもあります。ImgixがLummiのインフラを支える一方で、Imgixのチームも自社ブランドを引き立てる美しいビジュアルをLummiに求めています。インスピレーションが双方向に行き交い、互いの魅力をさらに引き出し合う。そんなパートナーシップです。
クリエイティブを自在にコントロールできる未来へ
サイドプロジェクトとして始まったLummiは、今やビジュアル制作の分野に欠かせない存在になりました。品質、キュレーション、そしてユーザーの創造力を引き出すことへのこだわりが、Lummiを際立たせています。インフラをImgixに任せることで、チームは最も得意とすること、つまり美しくスケーラブルなAIビジュアルづくりに集中できます。画像でも、動画でも、インタラクティブなプラグインでも、Lummiはセンスとテクノロジーが出会ったとき、そしてクリエイターが自分のビジョンにふさわしいツールを手にしたときに何が可能になるかを示しています。


