動画の取り扱いが、これまでになく簡単に
Imgix Video APIで、短尺動画も長尺配信もひとつのワークフローに
このたびimgixでは、動画をより柔軟に扱えるようにする新たな機能をリリースしました。
短尺動画のレンダリングと長尺コンテンツのストリーミングを1つのAPIで一元管理できるImgix Video APIが正式に利用可能となり、画像と同様に動画の最適化・配信を簡単に行えるようになりました。
この動画APIに加え、チームの制作を加速させる新しいクリエイティブ機能や、エンタープライズ向けの管理機能も登場しています。
より速く、より柔軟に、そしてより多彩な表現を実現するためのimgixの新しいアップデートをご紹介します。
1つのプラットフォームで、すべての動画ワークフローに対応
従来、動画の運用には複数のツールや配信方式を組み合わせる必要があり、フォーマットや尺の違いごとに異なるパイプラインを用意するのが一般的でした。
Imgix Video APIなら、1つのAPIと1つのプレイヤーで、短尺から長尺までを統一的に処理可能。
すでに画像配信で活用されているImgixの基盤上で動作するため、パフォーマンスとスケーラビリティ、そして操作のシンプルさを兼ね備えています。
短尺動画のリアルタイムレンダリング
商品紹介動画、SNS用のショート動画、ユーザー生成コンテンツなどの短尺動画を、URLパラメータだけで自在に変換・最適化できます。
リサイズ、切り抜き、サムネイル生成、ビットレートやコーデックの調整など、すべてをオンデマンドで処理可能です。
アップロードされた動画は、画面サイズや配信先に応じて最適な形式に自動変換。
一度レンダリングされた動画はキャッシュされるため、繰り返しの再生も高速。パフォーマンスを損なわずにスムーズな視聴体験を提供できます。
制作工数を削減しながら、あらゆるデバイスで統一されたビジュアル体験を実現できます。
長尺動画のスムーズなストリーミング配信
5分以上の長尺コンテンツには、可変ビットレートストリーミング(ABS)を採用。
ネットワーク環境に応じて最適な画質を自動で切り替え、視聴中のバッファリングや読み込み遅延を防ぎます。
製品の使い方を紹介するチュートリアルや、イベントの録画コンテンツなど、長尺動画でも滑らかな再生が可能です。
さらに、以下のような機能もサポートしています:
- サムネイル・ストーリーボード生成
- 透かし(ウォーターマーク)の追加
- 20言語以上の自動キャプション生成
短尺動画と同じワークフローで管理・装飾・配信できるため、制作環境を切り替える必要もありません。
静止画像から動画へ。画像に動きを与えるImage-to-Video機能
静止画像をもとに、アニメーション動画を生成する「Image-to-Video」機能のテスト利用もスタートしました。
この機能を使えば、既存の製品画像やライフスタイル写真に動きを加え、商品ページやSNS、モバイルキャンペーンに最適な短尺映像へと変換できます。
コード不要で手軽に導入でき、リッチな視覚体験をすばやく実現します。
こんな活用が可能です:
- 商品画像に動きを加え、ECサイトでの訴求力と購入率を向上
- 不動産物件の紹介ページに微細なアニメーションを加えて没入感を演出
- ライフスタイル写真にシネマティックな動きを追加し、SNSキャンペーンでの訴求力を強化
現在、テスト利用を希望されるお客様を受付中です。関心のある方はぜひこちらからご連絡ください。
静止画の商品画像を短尺動画に変換し、商品詳細ページでの購買体験を向上。エンゲージメントの高い視覚表現でユーザーの関心を引きつけます。
不動産物件の特徴を繊細な動きで演出することで、掲載ページをより洗練された没入感あるものに。購入検討者への印象を高めます。
ライフスタイルコンテンツにシネマティックな動きを加えることで、SNSやマーケティングキャンペーンでのストーリーテリングを強化します。
テキストから画像を生成できるText-to-Image機能も一般公開
テキストプロンプトを入力するだけで、オリジナルの画像を生成できる「Text-to-Image」機能が正式リリースされました。
新しいビジュアルのアイデアを探したり、ビジュアルのバリエーションを増やしたり、ストック素材に頼らずにキャンペーン用素材を自動生成することが可能です。
活用例:
- アパレルや商品デザイン用のイラストを、簡単なプロンプトから生成
- ブランドイメージに合わせた一貫性あるクリエイティブをマーケティングに活用
- ソーシャル投稿やバナー、LPの差し込み画像としてオリジナル素材を即時生成
シンプルなプロンプトからアパレルや商品デザイン向けのオリジナルイラストを生成。カスタムアート制作に頼らず、スピーディにビジュアルを制作できます。
ブランドトーンに沿った統一感のあるビジュアルを、マーケティングキャンペーンやSNS投稿、Webサイト用素材として手軽に制作可能です。
DTF印刷向けの新しいハーフトーンエフェクト
Direct-to-Film(DTF)印刷に対応した「ハーフトーンエフェクト」も追加されました。
画像の透明部分に精密なドットパターンを適用することで、なめらかなグラデーションや繊細な陰影を表現可能。Tシャツやノベルティなどのプリント制作に最適な、印刷向けビジュアルを簡単に生成できます。
複雑なデザインソフトに頼らず、URLパラメータだけで印刷用データを整えることができます。
セキュアなユーザー管理を可能にするSSO(シングルサインオン)
プレミアムプランユーザー向けに、シングルサインオン(SSO)機能が一般公開されました。
社内のIDプロバイダと連携することで、アクセス管理を一元化。セキュリティ向上と運用の効率化を両立できます。
導入をご希望の際は、こちらまでご連絡ください。
Imgixは、現代のチームがコンテンツを「素早く」「柔軟に」「スケーラブルに」扱えるよう支援するために進化を続けています。今回のアップデートは、動画、画像、クリエイティブ制作のすべてを加速し、あらゆるチャネルにインパクトのあるビジュアル体験を届けるための新たな一歩です。
この新機能についてご質問がある場合は、担当者までお気軽にお問い合わせください。